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検査・治療について
治療について
MGDはドライアイと異なり、点眼薬による治療だけではあまり有効でないケースが多くみられます。主には以下のような治療が行われます。
温罨法(おんあんぽう)
まぶたを温めて中の油を溶かしてつまりを取る治療法です。最近ではドラッグストアーで長時間温めるデバイスが多数販売されているので、それを活用するのが手軽です。
瞼縁洗浄(けんえんせんじょう)
まぶたの縁には多くの分泌物が溜まりやすく、細菌感染や炎症の原因になります。普通に洗顔しただけではまぶたの縁をきれいにすることは難しいので、綿棒を濡らして清拭することが行われていました。最近では、まぶた専用の洗浄液が発売されているので、これを用いるのがお勧めです。一部は当院でも実費で販売をしています。瞼縁洗浄を行うにあたっては、「睫毛の根元を洗うように」するのがコツです。歯磨きと同じ要領で1日1回行ってください。上記の温罨法と組み合わせると効果的です。
内服・点眼治療
まぶたの縁の炎症(眼瞼炎)はMGDと合併することが多く、特に炎症が強い場合には、点眼薬や内服薬を用います。マクロライド系の薬が有効です。
Intensive Pulse Light (IPL)治療
IPLは、Intense Pulsed Lighという特殊な光のことです。IPLを用いたドライアイ治療は、アメリカ食品医薬品局(FDA)の認可を受けており、日本でも新しいドライアイ治療として注目されています。当院で導入している「OptiLight M22」は、MGDを伴うドライアイに対する治療を目的とした治療器として、日本で初めて薬事承認を受けました。キセノンフラッシュランプにより発生させた連続したスペクトル光の温熱効果による血流改善、疼痛・炎症の緩解を行い、マイボーム腺を刺激してドライアイ症状の解消を促します。この治療法は痛みが少なく、10分程度で終了する副作用のない安全性の高い治療と言われています。
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