IT眼症とは?
症状
IT眼症は、「VDT症候群」とか「テクノストレス眼症」ともいわれ、コンピュータのディスプレイなどを長時間注視する人におこる目の症状を言います。最近では、スマホを長時間みることでもしばしば生じ、さらには昨今のリモートワークの普及により、一日中パソコンに向かう人が急増していることもIT眼症の増加に関係しています。
具体的には、「目が痛い、違和感がある。目が乾く」「目がかすむ」「めまいやはきけがする」「イライラする」などの症状が出ます。 中でも「目の疲れ」は肩こりと並んでコンピュータ従事者の中で頻度の多い症状です。 その原因としては、眼鏡やコンタクトレンズの度数がディスプレイの距離にあっていないこと、同じ距離をずっと眺めることによる調節能力(ピントを合わせる力)の異常、瞬きが減ることによる乾燥(ドライアイ)、 ストレス、などが関係していると考えられています。
瞬きとIT眼症
正常では、リラックスしているときには、1分間に平均20回程度瞬きをします。しかし、読書や運転、コンピュータ作業中には、これが1分間に5-10回と激減します。頑張ってものを見ようとすることで、瞬きの回数が減ってしまうわけです。端末を見つめている時は集中しているため、瞬きが通常の半分以下に減ってしまうこともあります。瞬きの減少により、涙の分泌そのものが低下し、目の表面の涙の蒸発が進み、ドライアイが起こります。
仕事環境とIT眼症
空調のきいた乾燥した室内もドライアイを悪化させる要因の一つです。近頃のオフィスは、エアコンの普及によって常に快適な温度に保たれるようになっていますが、一方で湿度は低くなる傾向にあります。
もう一つの注意点は、視線の角度です。眼表面からの涙液の蒸発量は、視線の向きによって大きく変わります。実験によれば、コンピュータのディスプレイを正面より上に置いたときと、下に置いたときでは、眼の露出面積は2倍以上違いました。そのため、ドライアイを悪化させないためには、コンピュータの画面は正面よりやや下に置いた方が好ましい、と考えられます。
Point
IT眼症こういう人は要注意!
- PCやスマホを1日6時間以上見ている
- PCやスマホが見づらい
- 画面を見ていると目が疲れる
- 仕事をすると目が乾く
- 画面をずっと見ているのが苦痛
- 光が眩しく感じる
- 画面を見てから遠くを見るとぼやける
- 40歳以上の方で、遠く用の眼鏡・コンタクトレンズでずっと仕事をしている
特にかかりやすいのは
40歳以上
男性
40歳以上
女性
- 仕事でモニターを1日中見ている
- コンタクトレンズ装用者
日常生活が
制限されるもの
- 運転
- コンピュータ作業
- 読書
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