アレルギー性結膜炎

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検査・検査・治療について

アレルギー性結膜炎の検査

患者さんの症状や悪化要因の聴取、およびスリットランプという診察室での検査が主なものになりますが、アレルギー反応が生じているか不確かな際には、涙を少量採取させていただいて、調べるアレルウォッチという検査でアレルギーの有無を判定する検査もあります。
*費用:3割負担で400円程度

アレルギー性結膜炎、花粉症への対応

アレルギー性結膜炎の対応の基本は、原因となる物質(アレルゲン)を遠ざけることです。眼科や耳鼻科、内科で行うアレルギー性疾患の治療の多くは、生じてしまったアレルギー反応を起こりにくくしたり、症状を和らげることことを目的としており、根本的な治療ではないことを知るべきです。

アレルギーの原因は、スギ花粉など原因がわかりやすいものもありますが、ハウスダストやダニ、ペットの毛などもよく見られます。そのほか、金属、化粧品、点眼薬や内服薬でもアレルギーを起こすこともあり、自分が気が付かない間にアレルギーの原因を接していることも時々見られます。

もう一つ気をつけないといけない点は、「目をこすらないこと」です。目を擦ると、一瞬は気持ちがいいですが、炎症を悪化させて充血や瞼の腫れがひどくなります。日常的に目を擦ることは、角膜の形を変えて乱視を生じさせたり、白内障や網膜剥離などひどい合併症を起こすこともあります。

アレルギー性結膜炎の治療

点眼薬による治療

目のかゆみや充血に対しては、抗アレルギー点眼・内服の治療を行います。症状が強くなる前に眼科に行って、点眼の治療を始めるとよい治療効果が得られます。

点眼薬は、抗アレルギー点眼が基本となります。抗アレルギー点眼薬には、予防効果を主な目的としたもの(細胞膜安定化作用)と、ヒスタミンなど軽みのもとになる物質を抑えることを目的としたもの(抗ヒスタミン作用)、およびその組み合わせのものがあり、症状に応じて処方をします。

抗アレルギー点眼でも改善が十分でない場合、ステロイド点眼を処方することがあります。ステロイド点眼は即効性がありますが、長期に使用すると眼圧が上がったり、白内障になりやすくなったりします。そのため、眼科専門医により定期的な診察が必須で、症状がよくなるからとずっと使い続けることは避けるべきです。

重症アレルギー性眼疾患の治療

春季カタルは、小学生~高校生くらいの男子に多いアレルギー性の角結膜炎で、ひどくなると角膜潰瘍を作ったり、高度の視力低下をきたし、場合によっては通学も難しくなることがある重症のアレルギー性眼疾患です。これまで述べたようなアレルギー性結膜炎に対する点眼治療に加えて、免疫抑制剤の点眼や内服薬による治療が必要となる場合もあります。

もう一つ重症のアレルギー性角結膜炎に「アトピー性角結膜炎」があります。アトピー性皮膚炎に合併して起こるアレルギー性眼疾患で、慢性の結膜炎に加えて瞼の変化、角膜混濁、白内障、網膜剥離など多くの合併症を引き起こすことがあります。慢性的な病気ですので、定期的な通院治療に加え、皮膚科との連携が重要です。

内服薬による治療

次のような場合は、抗アレルギー作用のある内服薬を併用する場合があります。

  • 抗アレルギー点眼や、ステロイド点眼のみで目の症状が収まらない場合
  • アレルギー性鼻炎や皮膚炎を生じている場合
  • 瞼の腫れが強い場合

抗アレルギー内服薬にも作用の強さ、眠気など副作用の強さなど数多くの種類があり、継続して使用する場合は、耳鼻科や内科への受診が必要となります。

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